このページでは、税理士簿記論の出題傾向について説明しています。

簿記論では、大問が3題出題されます。例年、ほぼ100%が計算問題となっており、いわゆる理論問題は出題されていません。
同じく必須科目となっている財務諸表論は計算問題と理論問題が半分ずつ出題されますが、簿記論についてはとにかく計算を進めていく力が必要になるようです。
いわば、「暗記力」ではなく「計算力」が問われる試験だと言えます。その意味では、実務的な力を問う試験だとも言うことができるかもしれませんね。
例年は大問1が25点、大問2も25点、最後の大問3が50点となっています。
大問の1と2は大学教授など、アカデミックな分野の関係者が問題を作成しています。そのため、内容もややアカデミックな方向に寄っており、個別の論点に関わる問題が出題される傾向にあります。
一方、大問の3は実業家などの実務に携わる方々が問題作成に関わっているようです。問題そのものも実務的な問題が多く、ボリュームのある大問です。
この配点の大きい問題は特に「総合問題」と呼ばれ、ある会計単位(ひとつの会社など)の簿記の手続き全体をテーマとして、理解力と実務能力を問うような問題になっています。
簿記論の問題を初めて解かれる方は、まずそのボリュームに驚かれると思います。
試験時間は2時間となっており、標準的なペースは大問1と2にそれぞれ30分ずつ、大問3に1時間をかける程度だと言われています。大問ひとつに1時間かかるというだけでも、問題の多さが想像できるのではないでしょうか。
ここまで見てきたように、簿記論は大雑把に言ってしまえば、「大量の計算問題を相当のスピードで解いていく」能力が必要になる試験です。
実際のところ、すべての問題に答えるのはあまり現実的ではありません。とても私には無理な量だと思いました。ですから、確実に解答できる問題を選び、できるだけ早く解いていく。
つまり、解ける問題をえらぶ「選択力」と、その問題を解くスピードを磨くことが税理士簿記論の独学合格への近道でしょう。
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